一般県道207号(欠番):(旧気仙沼停車場線)
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平成5年の県道番号再編成以降に存在した県道のうち,唯一,廃止となり現在欠番となっているのが,207号 「気仙沼停車場線」であり,平成10年4月10日を以って廃止となっている。 気仙沼市の鉄道の表玄関である「気仙沼駅」に至る県道が廃止された理由は明らかではないが, 以下のように推測している。
まず,大前提として,宮城県自体が停車場線を重視しなくなってきている傾向にあると思われる。かつてあった「仙台停車場線」や「古川停車場線」も歴史の流れの中で廃止されている。
気仙沼市内では,建設省がR45気仙沼BPを整備し,市街地を走るR45は,一時期,R284とR346に降格になり,宮城県管理となった。 さらに,R284は,気仙沼BPを終点とすることになり,この際に,r207の終点であるR284も県道以下に降格させねばならなくなったのだが, この降格区間をr207として延長すると,2km弱の短い区間を,県と市両方で管理することになり,管理区分が複雑化する。そこで,r207が降格になったのではないだろうか?
気仙沼市としては,短い区間でも,宮城県で管理してくれた方が,財政上は楽ではあるが,気仙沼市には,大島架橋問題など,県に任せなければならないプロジェクトもあり,r207及び旧R284を市で管理することを受け入れたものと思われる。

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